バンダイ・1/100マスターグレード・ハイザックより

"ホビーハイザック"

 

 




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ちょびっと解説

劇中にもある両腕を水平に上げるこのポーズ、肩アーマーが干渉して普通のジョイントではここまで腕を上げることはできません

 

そこで、このような伸縮アームをジョイントに仕込んであります

これのおかげで肩アーマーがせり上がって干渉を回避しています

モノアイはLEDにて点灯

オリジナルカラーはピンクですが、こっちの方が似合うと思うので緑にしました

最近はオプションパーツが充実していて便利です

右肩のマークはどっかで見たかも(笑)

プラの削り出しでフィギュアも制作しました

仕上がりは・・・あくまで雰囲気モノということでご勘弁を(;^_^

サフ前

細かいとこもチョコチョコ違うので工作箇所は意外と多いです

 





毎度出来上がるたびに「長かったなぁ・・・」みたいなこと言ってますが、今回は過去最長の製作期間になってしまいました。
調べてみると、なんと着手の日記は2010.1.14ですよ(!)

あいだで数ヶ月中断してはやぶさ2機作ってましたが、その後の再開が2011.4.18。

再開してからも1年半かかってたんですねぇ。古い日記にリンク貼ろうとしてもそりゃ遠いわけだ(笑)

今回のホビーハイザックは、『逆襲のシャア』の映画を見返しても登場シーンは3シーンほど。
機体が画面に映ってる時間は1分もないと思います。
スペースコロニー・ロンデニオンにて連邦政府とネオジオンの秘密会談(アクシズの受け渡し)が行われる際、自ら出向いたシャアの護衛としてモビルスーツを持ち込むために、払い下げのモビルスーツをマニアが改造したもののように見せかける、として設定が作られたものと思います。
秘密会談とはいえその相手は連邦政府なのですから、たとえ見つかってもなんとかしてもらえそうなもんですが、調べてみるとロンデニオンというのはブライト率いる『ロンドベル』の拠点でもあるんですね。非常時には軍上層部の了承を得なくても行動できる部隊なわけですからちょっと厄介です。
っていうか、アムロと鉢合わせになる理由が必要だったのか。
この鉢合わせの際にシャアはアムロと一緒にいたクェスを攫い、ギュネイの操縦するこのホビーハイザックでコロニーの港まで逃げるわけです。

戦闘用ではないですから一切の武装がありません。偽装してるわけではなく本当に無いようです。
なんでそんな活躍もしないメカが作りたかったかというと、むしろ戦闘しないからですかねぇ。
趣味で乗り物をイジる人とすれば、我々の世界ではクラシックカーをレストアして乗り回している人などに該当するでしょう。
そういった人達にとってはボディにキズがつくとかとんでもない話です。いつもピカピカに磨くことも楽しみのうちなのですから。

そんなところから発想して今回はピカピカのモビルスーツに仕上げました。
デザインをよく見ていくと、ハイザックをベースにMS-06ザクの意匠を盛り込んでいるのであろうと考えられます。
両肩アーマーの変更や太ももとすねを繋ぐ動力パイプの追加など。原点へのリスペクトと捉えました。
ヒートペンによる熱加工もできるようになったので、工作にはできる限りパテを使わずプラ材を使うようにしています。経年劣化対策です。

カラーリングは元デザインのものはもう少し色数が多く、華やかな感じです。
ただ、私の目にはちょっと散漫に映ったので、今作は黄色を減らしてその結果見えてきたガルフレーシングのカラーをモチーフに塗りました。
なにかエンブレムが付いてもよかろうとウチの屋号をデザインして右肩にON。(^ - ^)
表面はカーモデルのような研ぎ出しこそしませんが、ツヤ有り塗装をした上でコンパウンドで磨いてあります。

ロボット模型は固定ポーズで作ってしまうことも多いですが、今回は可動を残しました。膝アーマーなどは可動箇所を増やしてもあります。
デザイン的には上手くまとまったと思いますが、どうせなら後発キットのザクVer.2.0の脚を使ってみてもよかった。それだとしゃがみポーズなんかも取れるんですよね。
まあ、結局素立ちが一番カッコいいと落ち着くんですが。(;^_^

今回は結構かかるだろうなと思ってはいましたが、思っていたよりも更に時間がかかってしまって辛かったです。
しばらくはもうちょっとライトにいきたいなぁ。


(2012.10)





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