アオシマ1/24 R35 GT-R


GT-R3番勝負2本目、アオシマ編完成です。同一車種を複数メーカーのキットで作り比べるなんてのは、多分過去にもやってないと思います。形状的には当然よく似た部品な訳ですが、それでもけっこう形が違ったり、組み立てへのアプローチが全く違ったりと大変楽しめました。

タミヤキットと比べての感想としては、まずタミヤよりは組みにくいということでしょうか。とんでもなく難しいということはないんですが、それでも部品が合わなかったり、隙間が出来たり、付属品のエッチングパーツの取り付けには実質改造が必要だったりと、ご時世的には初心者向けの域には無いキットかもしれません。
ただ、手間を掛けた分だけキレイに仕上がるという余地が残されているのは、昔ながらのプラモデルな感じでこれはこれでいいんじゃないかと。
誰が作っても出来上がりがたいして変わらないキットってのは、なんかズルいというか、やる気が削がれるというか(笑)
それなりに命削って作ってるので(おおげさ?)、出来上がりが変わり映えしないとやっぱ凹みます。

ボディ形状の捉え方も両社で全然違うというのを今回目の当たりにしました。勉強になりますねえ。比較は以下で。

さて、3番勝負最後はフジミ編です。近日スタート予定!

(2009.6)


これこれ!これをやりたかった!
2台並べての比較です。タミヤディフォルメってのがどんなもんか見せてもらいましょう。
上から見てみます。全体のボディのライン取りが全然違うのに気付きます。
ストンとほぼまっすぐ落ちているアオシマに対し、タミヤは8の字を描くようなシルエット。いわゆるボン・キュッ・ボンですな。
フロント部分つき合わせ。前後も幅もタミヤの方が「顔」の部分を大きく取っているのが分かります。
横から見ると。
フェンダー部分の盛り上がりが違いますね。
タミヤは顔は大きいのにライトの造型は小さく尖った感じ。つり目の印象です。
バックビュー。
タミヤはお尻に向かって絞り込んでいる感じです。
なんとミラーの大きさが全然違います!
これはちょっと驚き!
ワイパー。
どちらもいい造型だと思います。アオシマはエッチングパーツのワイパーもあったのですが、むしろリアリティに欠けると思っているので、ここはプラパーツで。
アオシマはけっこう太めですね。
最後にこれは自分への戒めとして。
せっかくドアノブをディテールアップしたのに、クリアの吹き過ぎでモールドがつぶれてしまいました。なんせ透明な塗料ですから、ずっとディテールが透けて見えていたのですっかり油断を。

まったく、いつになったら完璧なモノが作れるんだろう・・・
・・・次回に生かします。