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【カーモデル3番勝負! ~その1~ 】
~ タミヤ ・1/24 R35 GT-R ~
今回はわりと新作なカーモデル、タミヤの新GT-Rです。発売は2008年5月ということで、発売日に即Getという訳ではなかったのですが、6月ぐらいには入手してました。例によってなかなか手がつけられず今に至ってしまったわけですが。 このR35 GT-R、実車の方も期待のニューモデルだったわけですが、模型にかかってた期待もかなりのもので、各社の発表が出揃ってみればなんとタミヤ、アオシマ、フジミの3社競作に!非常に珍しいお祭り状態となりました。こんなことって過去無かったんじゃないでしょうか? 今回はその中でもタミヤのキットを作ります。一番最初に発売されたし、だいたい上の3社の名前並べられたら、一番作りやすいのは間違いないしね(笑) 2009.2 |
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ボディのペーパーがけから始めます。成型色は白ではなく、薄いグレー。サーフェーサーのような色をしています。金型もよく磨いてあるようです。面構成がやや複雑なせいか、ヒケもあまり目立ちません。パーティングラインさえなければこのまま本塗装した方がきれいに仕上がりそうです。あと、クリアがけで塗膜が厚くなることも考慮して、スジ彫りを深く彫り直しておきます。 |
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下準備としてメッキパーツを漂白してメッキを落としてしまいます。今回はあまりヒケも気になる感じではなかったんですが、プラモにはサイズ的に今ひとつメッキってマッチしないと思うのです。ややツヤ消しっぽい上品なメッキがかかってたんですが、それでもイマイチね。 |
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漂白後がこちら。パーツは白でした。たまにとんでもない成型色使ってるメッキパーツを見ることもありますが(笑) |
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ボンネットは選択式ではなく、完成後も開閉できるようになります。隙間のラインが均一にならずリアリティが損なわれそうなきがしますが、天下のタミヤ、さすがの設計です。 とはいえ、ホントにピッタリなので、ボディに塗装するクリア層の厚み分をわずかに削っておく必要があります。これをやっとかないと最後の最後になってボンネットが閉められない!なんてオチも。 何度も部品を合わせながら慎重にパーツ端を削っていきます。 |
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漂白したライトのパーツも合わせてみます。こちらも合いはバッチリ。隙間はできません。 |
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ボディサイドに付く本来メッキのパーツですが、ここも塗装の影響ではまらなくなることが予想されます。少々削って隙間を作っておきます。似たような部分でこのキットには他にも数ヵ所、塗装後の干渉を考慮すべき部分があります。 |
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リアウィングは3パーツ構成ですが、ここだけ接着後隙間ができました。パテは極力使いたくありませんが、今回はホントにここだけです。 |
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ボディ塗装はシルバーよりもちょっと渋めのダークメタリックグレイにします。ただ、未だに実車を見たことがありませんのでその他日産車のカラーを参考にしました。 他にも試した方法はあったんですが、最終的にはMr.カラーのスーパーアイアンにスモークを数回吹き重ねて表現します。 |
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基本塗装後はフロントピラーとグリル、サイドシルのメタルブラックを塗りわけてその後クリアがけ。数日かけて吹いて充分な厚みを持たせたら、じっくり時間をかけて乾燥させます。 |
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厚塗りしたクリアの乾燥には、最低2週間はかかるとされています。実際2週間ぐらいではまだ溶剤のにおいがする場合もありますし、ここはじっくり構えたいところ。いずれにしても時間がかかるので、この間にシャーシを作ります。 ウレタンクリアを使えば乾燥は早いんでしょうが、別に急ぐわけでもないし、促成感のあるものってあまり好きではないので、いつもラッカーをじっくり硬化させています。 |
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今回は同時発売のディテールアップ用エッチングパーツも購入しました。グリル周りなど網ディテールの再現性がアップします。 |
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アルミ製のマフラーエンドとブレーキディスク。ブレーキディスクは特にうれしいパーツですね。グッとリアルになります。 |
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ペダルのディテールを再現したパーツもあります。 パドルシフトなのでクラッチは無いんですね。 |
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こちらはキットに標準付属のメタルインレット。ミラー類やエンブレムです。 |
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基本的に素組ですが、一ヶ所だけディテールアップを。 シートの穴の開いている部分がキットでは貫通していないのでピンバイスと針ヤスリを駆使して開けます。 |
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(2/11)
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一応カーモデルは毎回ケースに入れるようにしています。ケースに入ってるとそれだけで3割増くらいキレイに見えます(笑) 好みによりますが僕はケース内に固定してしまうのが好きです。 |
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ケース底面にビスで固定するためにシャーシにナットを仕込みます。 後々外れてしまうと直せないので、できるだけガッチリ接着。 プラ板で囲って、周りにエポキシ接着剤を盛り付けておきます。 |
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2mm径の細いビスで固定します。 |
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ケース底面にも位置を合わせて穴を開けて準備完了。 付けたり外したりであんまり遊ぶと仕込んだナットが取れる恐れがあるので 確認のため一度試しに取り付けてみたら、その後はいじりません。 |
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シャーシのパーツを塗装していきます。 こちらは一度メッキを落としたパーツ達。 メタリック塗装をするわけですが、下地にはツヤありの黒を塗っておきます。 しっかりツヤが出るように。ここでのツヤ出しがメタリックの本塗りには大きく影響します。 |
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ホイールはボディと同色のスーパーアイアンで。 ただし、スモークはかけずに色味と質感を変えておきます。 |
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その他パーツはメッキシルバーで。 キットの状態でかけられているメッキよりやや落ち着いた感じで、でも充分な輝きは出してくれるので、最近はいつもキットのメッキは落としてしまって塗装表現にしています。 ただ気になる噂もチラホラと。 なんでも原料見直しとかで今生産していないらしいのです。店頭分のみということで早速、使うのか使わないのか分からない人も含め(笑)買い占めが起こったようで、先日探しても見つかりませんでした。 無事再生産してくれればいいのですが。 |
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塗装&デカール済みのダッシュボード。 |
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シートは革の部分と布の部分を区別するためツヤあり/なしで塗り分けました。 |
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先述のエッチング製ブレーキディスクを組み込んだ状態。なかなかいい質感出します。 |
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キットにはウィンドウを塗装する時のためのマスキングシールが付いてます。至れり尽くせりです。 写真ではウィンドウの表側はすでにマスキングしてありますが、裏側にこのシールを貼って、裏からつや消し黒で塗装します。 |
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きれいに塗り上がります。こりゃ気持ちいい! |
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足回りなどその他パーツもエアブラシ&筆塗りで塗り分けます。 最近「エア」ブラシという言葉が誤解を受けないか不安になる時があります(笑) |
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乾燥後各パーツを組み立ててシャーシを仕上げておきます。 ボディさん待ちです。 |
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シャーシ裏面は説明書の塗装指示に従ってみましたが、ホントにこんな感じなんでしょうか? (2/18) |
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さて、余裕を持ってクリア吹き後3週間経過でボディ研ぎを開始します。 これは研ぎの前の吹きっぱなしの状態。いつもどこかで少し角が出てしまったりするので、今回は意識的に厚めに吹きました。 |
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研ぎ工程をわりと細かく撮ってみたんですが、写真ではほとんどその変化を捉えきれませんでした(泣) これはペーパーがけが完了したとき。 1200番を軽くかけてから1500→2000番までかけています。 |
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コンパウンドも3種類。チューブ入りの粗目からスタートし、液状の仕上げ用→超鏡面用とかけていきます。 写真は最後の超鏡面まで終えたところ。 |
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最後の仕上げはコーティングポリマー。 ハセガワのコーティングポリマーは研ぎ上げた表面の微細なキズを埋めてくれる、という触れ込みですが、結局はほぼ気休めです。これ以前で勝負は決まってます。 ポリマー塗布後は塗料が乗らなくなるので(多分ね)、筆での塗り分けも済ませた後に行います。 (2/27) |
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残りは細部の塗り分け、デカールとインレット貼り、後は細々したパーツをくっつけていくだけです。 |
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ミラーには前述のメタルインレットが付いています。 |
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テールランプ。 最初からクリアレッドで成型されたパーツが付いているので塗装不要です。 |
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ボンネット内部を塗り分けておきます。 この上にメッキシルバーで塗装したエンジンパーツが乗っかります。 |
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ボンネット裏の塗り分け時にトラブルが! 中央の黒い部分をエアブラシで塗装したのですが・・・ |
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周りをマスキングする際に、表側もダクトの穴から塗料が入り込まないよう練り消しゴムで塞いだのです。塗装後それを剥がしたらこんなことに・・・ エナメル系の筆塗りで塗ってあったのですが、ねりけしに塗膜がやられちゃったみたいです。これは思いもよらなかった。ラッカー塗装の部分は平気だったんですが。 仕方ないので筆塗りやり直しました。これから気をつけないと。 |
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これにて完成!
大きな画像はGalleryで! (3/2) |