フルスクラッチビルド

赤い宇宙飛行機



基本的にウチのサイトは商品の紹介というスタンスでいきたいと思います。

商用模型の作例ということで、キャラクター名ではなく商品名で掲載します。

故に、今回の作品に商品名はありません。そういうことです。ハイ。

これはねえ、時間かかったんですよ。作ろうと思ったのは地上波で放送やってた

ころでしたから。(なにを?) それが衛星でやっている間(なにが?)細々と作って

まして、完成したのは映画の少し前でした(なにの?)。

資料があんまりなかったと言いたいところですが、立体用の絵なんか描いているはず

ないので、どのみち同じでしょう。

ボクはスクラッチものの時は、作りかけのパーツを眺めて、かなりの時間を過ごします。

どうツジツマをあわせようかを考えるのが、いちばん時間がかかります。

制作に際しては丁寧な表面処理というのを一つのテーマとしました。劇中(...もういいか)

のようなボロボロの姿ではなく、ピカピカで仕上げたかったのです。「パールやってみてえ〜!」

ってのもありました。

面と線をカッチリ出す。モケイはこの一語に尽きます。やすりがけのギブアップは即ちこれ負けです。

この作品で初めてスジボリの秘密兵器、ケガキノコギリを導入しました。同じ幅でグッと深く彫れる

のでなかなか見栄えがよいと思います。実際墨入れしてもほとんど変わらないくらいです。

ボディと翼のジョイントを2種類つくって、差し換えで翼の展開/収納状態を再現できるように

しています。可動でつくる気はありませんでしたが、やったとしても不自然な隙間などができて

しまったんじゃないかと思います。

キャノピーは透明エンビ板をヒートプレスで。透明で球形というモケイの二大鬼門でしたが、

なんとか形になりました。ヒートプレスでつくった半球をいくつも切った張ったするわけですが、

なかなか球としてつながらないのです。しかし苦労した割にアップの写真はなかったりします。

ヘタレです。一応コクピット内部まで作ってはあるのですが。また撮影してみようかな?


'03.6
ついでがあったので再撮影。
う〜ん、きたない。ホコリついてるし。