バンダイ 1/144

FGザクII + MS-06R

ミキシングビルド

当サイト立ち上げ後初の完成品です。やっぱり写真も多めです。
制作過程は随時更新してきた制作記をご参照下さい。

ベースはFGザクですので、大きなプロポーション修正は
必要ないだろうと、わりと気軽にはじめたのですが、
「こんなこともできるよな」というアイデアが浮かんでくると、
「え?そりゃできるだろうけど・・・やるの?まさか?」となり、
「あ〜あ、ホントに切っちゃったよ」となるわけで、終わってみると
結局4か月かかっていたりします。

コーラの缶と並べると、「小さいもんにずいぶん手間ヒマかけたな」
という感慨がありますが、MGやPGではなく、このサイズに全力投球
するのもいいんじゃないかと思います。何より場所取らないし、安いし。
300円(FGザク) + 600円(06R) + 300円(武器セット)ですよ。
2割引のお店なら1000円切るんです。ビバ!FG!


各部解説

取り外した脚部。06Rのすねを切り刻んで
ボリュームダウンして使用。こことバック
パックに意味を成さないメカニックが点在
しているのでアレンジしています。
解説書見ると姿勢制御バーニアがやたら
多いので、例えばすね全面の部分は透明
パーツを組み込んで編隊灯&前照灯と
しました。
脚部裏面。フトモモのウラは切り取ってしまって
シリンダー状のディテールを貼り込んでいます。
関節部分もなにからなにまで箱で覆ってあると
いうのはデザイン上の記号的慣習というより
プラモデル化のための都合ですね、きっと。
ホントは上腕の回転軸や胴体から肩へつながる部分
でも何かがしたかったのですが、いかんせん思い
付きませんでした。
足の裏。キットではツルンツルンですので、
こうして宙に浮くポーズの場合は作り込みは必至
ですが、最初はただ貼付けただけのモールドでした。
作っているうちにどうも納得がいかなくなり、ついに
ノコギリで切ってしまったわけです。
制作記でも書いたのですが、この部分に考えなしで
ただ記号的にバーニアを仕込むのはけっこう考えもの
だと思います。
動力パイプがフトモモの穴に入っているんじゃ
なくて接続部が露出するというアレンジ、実は
雑誌作例からのパクリです。
それを見たときは素直に「これが正解!」と思い
いつか自分でもやるつもりでいました。

肘のアーマーは角度によって別可動し、関節を保護する
ものとしています。
あそこ、いかにも動きそうでしょ?
頭部。赤い一本線がチャームポイントです。
モノアイ作り込み、透明フード再現が当初からの
工作テーマの一つでした。
モノアイというと、透明のレンズ状パーツを
ピンクに塗っておしまい、というのが定番ですが、
もう一歩突っ込んで、透明レンズの中を作ってみました。
モノアイはカメラというよりセンサーだということですが、
実際直径1m以上あるんでしょうから、これが全部カメラ
レンズのはずがないですね。
肩のシールドには堅牢さこそ必要。グネグネ動く
のはポーズが決まるための配慮のはずなので
この作例ではガチッとボルトオンです。

キット付属のデカールを、特に考え無しにカッコいいから
部隊章として貼っちゃったんですが、過日模型屋を物色
していたら、J・ライデンの機体にこのマークを発見!
これってJ・ライデンのマークですか?
やっちゃったかなあ・・・

それにしても余白が目立ちますね・・・

機体ナンバーも今回主張したい部分です。
数字の下にアンダーバーはあるべきだと思うので
確信犯的に9番です。ビリヤードの球のようですが、
その通り。宇宙には上も下もないのですよ。
MS-06なんて機体にデカデカ書いて、わざわざ敵さんに
開発ナンバーを教えてやる必要は全くないわけですが、
これだって連邦は90-SWだと思うかもしれないわけです。

こう考えると漢数字というのは非常に実用的です。
他に読み様がないですから。
ただし肩に「百」のあの機体、一般人の目で見ると
ネタ的オモシロメカに見えるらしいです。
バックパック。動力パイプと整流板の基部がいっしょくた
になっているというのが、どうも間に合わせっぽくてイヤ
だったので、デザインを変更。
ついでですがスパイクアーマーは溶きパテで鋳造表現。
定番工作排除みたいなことを言いながらついついなつか
しくてやってしまいました。
最後に大きさ比較、コーラ缶と記念撮影。
意外に小さいと思ってもらえれば成功なのですが、
どうでしょうか?