フジミ1/24 Dino246GT


さてさて、ちょいと都合があって長い中断がありましたが、なんとか完成しました。やはりカッコいいですね。すごく色気のあるクルマです。

じつは今回の製作のテーマはメッキシルバーによる塗装だったりします。メッキパーツって昔からキライなんですよ。プラスティック製品っていうのは宿命的にどうしても表面にヒケが生じるわけですが、こういったパーツにメッキをしてしまうと、ギラギラしてよけいにヒケが強調されてしまうのです。結果、なんだか安っぽく見えてしまうので、ペーパーを掛けてヒケを消してからメッキがけができたら、とずっと思っていたのです。
クレオスから発売されたメッキシルバーなら!と思い今回やってみましたが、なかなか満足いく仕上がりになりました。輝きはメッキよりも少々落ち着いた感じになりますが、縮尺された模型としてはこの方が ”らしい” と思います。

ただし、表面処理が非常に大事です。イマイチ輝かないなと思ったら、それは表面が粗いと見るべき。サフの上を1200番で研いだ上で吹いていますが、冗談抜きで下地にコンパウンドを掛けてから吹くくらいの勢いがあってもいいと思います。
あとはこれにクリアコートが出来ればもう最強なんですが、そこだけ残念なところで・・・。あんまり触らないようにしなきゃいけないのはこれまでの金属系塗料と一緒です。

カーモデルだとちょっとビビってしまってあんまり改造できないのですが、テール周りはディテールアップとかできたらよかったなと思います。そのへん含めてやっぱり決定版の新キット欲しいですね。フェラーリさん、少々落ちぶれても、模型はまだ我が国が世界一ですよ。絶対。

あと、今回初めて屋外撮影を敢行しました。自然光撮影っていいですね。ツヤがとても自然でカーモデルにはぴったりです。
でも、やっぱり見られてましたよ。遠巻きに(笑)。アングル的に地面に這いつくばって撮ってるわけですが、近寄って話しかけてはくれないのはそのせいですか?(笑)

('05.2)

制作記