【再販の名車を作ろう!】

フジミ1/24・フェラーリDino246GT

さてさて、たまにゃやりますカーモデル。今回のお題はフェラーリ・ディノ。優雅なボディラインが美しい名車でたいへん人気もあるわけですが、版権の問題で新規キット化に恵まれません。やっぱり独占で版権を取る(下ろす)なら責任もっていいもんたくさん作って欲しいもんです。
で、むつかしいことは分かりませんが、その版権の中のからくりを経て再販されたこのフジミのキット。やっぱり人気は相当なもので、店頭に並んだという報が聞こえるや否や、あっという間に売り切れたみたいです。家も狭いし、極力積まない方針のボクは一個だけ購入したのですが、数日後にやっぱりもう一個と思ったときにはもうありませんでした。

ところでね、最近見ちゃったんですよ。このクルマ。
近所の金持ちそうなおウチのね、SECOMしてるガレージのシャッターが電動で閉まっていくところを通りがかったんですが、あの赤いボディは絶対コイツだったはず!
いいなあいいなあ。神様、この次の人生くらいでどうか一つ(笑)


まずはパッケージ。昔とは違うんでしょうねえ。やっぱり。
前期型と後期型に組めるキットですが、このイラストは前期型です。
ボクも前期型で作ります。響きがいいので(笑)
とりあえずは仮組み。ボディスタイルが正しいとか間違ってるとか、はっきり言って分かりませぬ。
でもカッコはいいのよ。
フロントスポイラーはモデラー泣かせの構造になっています。入念で繊細な擦り合わせが必要な上、接着しちゃうとシャーシが組めない。
完璧に擦り合せた上で塗装後に接着しなければなりません。上手くいくんだろうか・・・
ライトパーツは金型の痛みなのか、なんかシミっぽくなっちゃってます。
MODELER'Sのオプションパーツに変更予定。
ライトカバーも付いてますが、これは合わない!
今回ギブアップです。

ミラーは全然優雅じゃないかっこうになっちゃってます。
基本的に素組なのですが、今回は思うところあってメッキ部分は全部塗り直すつもりなので、ここはついでに少々削っておく予定。

(9/28)

全身くまなくペーパーがけ。
このように連続した曲面で構成されたボディには、特にスポンジペーパーが重宝します。
600番あたりでパーティングラインを消したら1000番まで磨いておきます。
リアルーフ周りの接着部分だけ隙間ができるのでパテが必要でした。
ポリパテ盛ってます。
フロントのDinoエンブレムはデカールのみの表現になっていますが、実車では一段彫り下げたところにエンブレムが取り付けられています。こういうところは雰囲気優先でちょっと彫り下げておきたくなります。
写真はゲージ用に切り出したプラ板を貼ったところ。これにそってケガいて、彫刻刀で彫ります。
サフを吹いてキズをチェック後、ベースホワイトを吹きます。
カーモデルのボディを塗るときはちょうどいい持ち手が見つからないときがありますが、今回はこのジュースの缶がぴったりでした。スクリューキャップがちょっと大きめで安定します。両面テープをぺたぺた貼って貼付けています。
その後赤塗り。今回はクレオスのスーパーイタリアンレッドです。カーモデルの場合はごちゃごちゃ混ぜてもいい色なんかできないと思っています。

ドアノブなどクリアを吹いて研ぎ出し後に接着するパーツが多いんですが、その時のために接着箇所に小さな穴をあけておきます。
余分な接着剤がここから裏に逃げるので、はみ出しにくくなります。

このあとクリアを吹き重ね、2週間ほど乾燥させます。

(10/12)

長〜く空いてしまいましたが、更新再開です。

クリアの乾燥待ちの間に細部の工作/組み立てをしていきます。
これはミラーのステーを削ったところ。
決して折ってしまわないようにカッターの他に棒ヤスリも使って削っていきます。
シートとヘッドレストをつなぐパイプが一体成形されています。
たいした手間ではないのでここはプラ棒で作り直しました。
インテリアの塗装。シートはタン色にしてみました。
塗装後に組むパーツを接着し、シャーシも組みます。

説明書通り先にタイヤを付けてしまうと、実はボディと組めなくなります。

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後編に続きます

Part2