【胸像ってもんを作ってみる】

〜 フルスクラッチビルドフィギュア フォウ・ムラサメ 〜

あっちへ行ったりこっちへ行ったり、勝手気ままなスローペース造型の管理人ですが、今回は粘土に帰ってきました。フィギュアは過去何体かスクラッチしてますが(というかGKフィギュア、いやそもそもガレージキットってもんを買った事がない)、サイズ的に今一つ顔を作り込めないのが少々ストレスでした。

と言っても、上手い人はサイズなんか関係なしに、上手いし似てるしなので、言い訳にしてはいけません。逃げ道を潰す意味で、少々大きいサイズの顔の造型は一度やるべきだと思っていたのです。

お題は今ならまだタイムリーでしょうか?TV放送から実に20年の刻を経て、映画3部作が進行中のZガンダムより、フォウ・ムラサメをチョイス。単なるアニメ顔で終わらない造型に仕上げたいとは思っていますが、どうなることやら・・・

今回は(も?)先が見えません。不安です(笑)


まずは芯。割りばしに新聞紙を巻き付けたものを芯にします。上に盛りつける石粉粘土は要は紙粘土なので、こんな粗末なものがよく馴染みます(笑)
粘土はソフトファンドを使用。
時間を空けて乾燥させつつ盛り足して形を作っていきます。

それにしても、写真のバックがあまりにも無頓着ですみません(笑)

少しずつ目鼻を出していきます。
資料はネットの拾いもの。
紙ヤスリを当てて面を出していくと、イメージが固まりやすい気がします。
まだ全然不満なんですが。
髪の毛を盛って様子を見ます。
ここでイメージが固まってしまえばラッキーだったのですが、どうにも見えてきません。
人間の顔に見えつつもキャラクターにもちゃんと似ているのが理想なのですが・・・。
どうやら長い旅の始まりです。

(2/4)

顔はひとまず暫定として、その他の作業を進めていく事にします。
一応現状でペーパー掛けはしておきます。
なんだかウルトラマンみたいだ・・・(泣)
体の製作に入ります。
縦の芯にした割りばしは残して粘土を削り、肩のゲージとしてまた割りばしを通します。
まずはこうして・・・
徐々に肉付けをしていきます。
体の方はたくさんの粘土を盛る事になるので、乾燥促進のためプスプス穴を開けたりします。下の方のポツポツがそれ。

ところで、よく見ると作業机の上にいつもおいてあるトマトジュースの缶。
別に毎日飲んでいる訳ではありません。いや、好きは好きなんですけど(笑)
これは折れたカッターの刃を入れているのです。かれこれ4年分くらい入っているでしょうか?だいぶ溜まってきましたが、まだいっぱいにはなりません。

スチール缶のゴミとして出していいものと信じていますが、危ないのは確かですね。

(2/20)

体を作り進めます。高さはこれで決まりました。
あわせてベースも決定。以前に見つけて買っておいたものなんですが、アンドレアっていうスペインの硬派なヒストリックフィギュアメーカーが出しているものです。
徐々に盛り足していきます。衣装はおなじみのダブダブのヤツ。これではまだ雰囲気が出てませんが・・・
折り返し風の部分をつくって、まあこんな感じでしょう。
中のタンクトップの使い方がまさに80年代(笑)こんなファッションよく見ました。

並行して顔もいじっていますが、どうにも決まらない、平面顔から脱却出来ない・・・
かな〜りしんどい日々が続いたのです。遅々として作業が進まない。もうどうしたもんかと。そこで・・・
一念発起してこんな本を買ってきました!正直絵は苦手なんですが、造型やるなら避けては通れないだろうなぁと常々思っていたのです。

結果、自分が基本も知らずにモノを作っていた事に愕然としちゃったり。
ここからちったぁマシになってくると思います。

(3/12)


Part2に続きます