ヒコーキ作るよ! 

〜 ハセガワ・1/72  F4EJ Kai PHANTOM II Part 1 〜


今回のお題はこれ!唐突ですがヒコーキです。
今までないね って、もちろんないです。全くとはいいませんが、ほとんど初めてなのですよ。過去に塗装までしたのはプロペラ機が1機だけと記憶しています。
モケイ作っているとどうしてもジャンルが偏りがちですが、そのへん打開するために今回挑戦です。
まずはパーツを洗ってみます。
パーツ表面にはわずかな油分が付着しているので、後に塗料をはじいたりハゲたりするのを避けるという目的で、通常模型制作ではまず最初にすべきこととされていますが、私はあまりやることがありません。
なぜなら、ヒケ処理などのために結局すべてのパーツにヤスリをかけて、一皮剥けた状態にしてしまうからです。
ただ、エアモデルの場合は、繊細なモールドが施された表面を、全面ペーパーでなぞるなんてことはやるわけにゃいきません。
基本をしっかり押さえておくことが大事なのです。
説明書通りまずはコックピットから組みます。胴体への挟み込みで組むことになるので先に塗装やデカールを済ませる必要があるからです。
そしてエアブラシで基本塗装。
細かいものはつまようじ比較。下の棒がつまようじのさきっぽです。

さて何でしょう?

シートのあたまに付くパーツ。実は最初何なのか分かりませんでしたが、ブログ見てくれた方から「引っ張ったらシート射出してパラシュート開くヤツ」というご指摘をいただきました。ありがたい事です。
まあ、そんなことも知らずに作ってるわけですが・・・

やたら細かいので切り出すのにもひと苦労。塗装も黄色と黒のしましまですが、黒はガンダムマーカーで塗ってます。
けっこう便利♪
続いてデカール貼り。

コックピット周りのパネルのデカールを先に貼ってしまいます。
残念ながら全体的にモールドが浅いように思います。スミが流れないのもイヤだし、コイツを彫り直ししていきます。
ほぼ全てのモールドとリベット穴をケガキ針でなぞります。これ、けっこうしんどい・・・
エアもデラーの人ってみんなやるのかな?
モールドで厄介だったのがここ。
機体の背中の部分ですが、金型の側面に当たる箇所なので溝も浅く、且つ合わせ目もくるのでそのまま作ってはディテールが消えてしまいます。しかも○モールドがある。
○モールドはフリーハンドでなぞってもまずキレイになりません。ただ、製図用のテンプレートそのままでは厚くて表面に追従しないので、これを0.2mmの薄いプラ板に写します。
こいつをテープで貼り、ひとつずつなぞっていきます。
モールドを彫り直して接着剤が乾いたら継ぎ目消し。各部分ごとに行います。
そして・・・
継ぎ目を消した各部品を塗装に向けて合体させていきます。一気に形になってきました。
燃料タンクのパーツは結構合わせ目にズレがありました。形状を変えてしまわないように段差を削り整形します。

結局パテを使ったので、サフ吹いて仕上げました。
脚柱を仮組みしてガタが無いように調整したいな と思って、全部切り離して整形してみたんですが、どうも接着剤使わんと組めなそうです。
仕方ないので塗装後に組んで、合わなければ接着面をちまちま削ったりしようかなと。
後回しにするとイヤになっちゃうので(笑)、こまごましたものを先に塗ってしまいます。
その後のことを考えて、脚を補強したいと思います。
接着ガイドになるパーツの突起部分を削ってしまい、
ちょっと穴を掘って0.8mmの金属線を埋め込みます。
本体との接合部を長く取って補強とします。
クリアパーツのキャノピーを切り出しました。
コックピットに乗っけて合いをチェック。
キャノピーオープン状態で組む予定なので、それほど厳密に合っていなくてもいいんですが、カッチリ合うみたいです。
キャノピーの枠塗装のためのマスキング。
カーモデルのより当然小さくて、ヒヤヒヤしながらナイフを当てて、ラインを切り出しました。
キャノピーの枠塗りが完了。マスキングテープを剥がしてみます。
なかなかきれいに仕上がりました。
機体塗装に入るためにまずマスキング。
コックピット周りの黒く塗装した部分をまずはマスキング。
機体上面は2色の迷彩になっています。まずは基本色を吹き付け。
そして2色目
低圧の細吹きで何とかなるんじゃないの?と思って始めましたが、やっぱりヘタクソです。なんと言うか、ラインが全然出てこないのです。グラデーションみたいになってしまう。

一回じゃ決められないので、ここはエアブラシ2本差しで薄い方の色も用意し、交互に吹いて行き過ぎを調整しながら模様を作っていきます。
尾翼塗装のためのマスキングをします。ちとめんどくさいけどガマン。
尾翼シルバー吹き上がり。焼鉄色よりも金属感の強いスーパーアイアンにしてみました。
機首も塗り分け、エアブラシでの塗装はこれで終了です。

スミ入れ開始。

事前にスジ彫りの彫り直しをした甲斐あって、キチンと流れてくれました。

そして拭き取り。このあとはファントムキットの真骨頂、マーキングです。

Part2に続きます。

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