【Last Mission : HAYABUSA】
〜ヤリトゲルコト〜
- Part 2 -





サンプラーホーン基部。この部分は前作でも少々のディテールアップをしてましたが、今回はここをなんとか抜いてみたいなと。
まずは型紙作り。必要なサイズを割り出して紙に絵を描きます。

こいつをプラパイプに巻付け貼付け。
プラパイプはエバーグリーン社のものを径違いで何種類もストックしているので、その中から径の近いものを使います。

線をケガイてそれぞれの窓をくり抜きます。
エバーグリーンのプラ材はタミヤの物より数段柔らかく、非常に加工がしやすいのです。

とはいえ、わずか1コマで終わるほど簡単ではなかったのですよ。(;^_^



元々のパーツを切り飛ばし、新造したパーツを接着。

だいぶ見栄えが良くなりました。


続いてホーン本体へ。
せっかくなので元のパーツを改造します。

網状のディテール部分を削り込んで、ジャバラホースのディテールを彫ります。

新材料登場。
これはなにかというと、「シールド線」です。
家庭ではアンテナ端子からTVへとつなぐ同軸ケーブルなんかがこの類いです。
いちばん真ん中に電気信号が通る導線があるのですが、その周りのアミアミで他からの電磁波をできる限りカットし、ノイズが乗りにくいようにしているわけです。
ちなみにエレキギターをアンプへつなぐシールド線もこれとおんなじ。

いろいろと考えた結果、今回はこのアミアミをホーン周りに使用してみようと思います。



アミアミから線を間引きます。が、間引きすぎるとあまりかっこ良くありません。
何回かやり直したのですが、ちょうどいい間引き具合がこんな感じ。



いろいろと省略されているこのキット。
これはホーン先端。
ここ実は・・・
ホントは切り欠きがあるのです。

ホース部分にいくつか付くリングはプラパイプの薄切り。
真ん中と先端にはプラパイプから切り出した小片を接着してディテールを追加します。

行きつけの模型店の店頭で作例を見て、どうしてもやらざるを得なくなってしまったパラボラアンテナの新造。
最終部品のみでサラッといきますが、その苦労を見てくださる方は以前のブログでどうぞ。(;^_^

 

まずはキットパーツに紙粘土を押し付けて型を取ります。


網の素材に関していくつか試したんですが、最終的に落ち着いたのは銅製のもの。
東急ハンズで売ってる金属メッシュではおそらく一番柔らかそうです。

 


そして骨組みを作ります。
4mmプラ棒を芯にして、放射状にアルミ線をぐるりと接着していきます。
接着しろを稼ぐために基部には溝を彫っています。

ぐるっと一周接着したところ。
角度を測ったりはしていませんが、1本貼るたびキットパーツや紙粘土を押しあてた型に合わせて調整しながら作業します。

これを紙粘土型に押し当ててカーブを付けます。これで傘の骨組みが完成。

で、骨組みに対して網を装着。

ふちも同じアルミ線で製作。
適当な円筒物に巻き付けて型を付け、両端を接着します。


今回のスクラッチの立役者はなんと言ってもこの人。瞬着硬化スプレー。
別に銘柄は何でもいいと思いますが、これしか使ったことないので。
商品としちゃだいぶ前からあるものですが、今回初めて使いました。これが便利!
瞬間接着剤は場合によっては思っているほど瞬間で固まってくれなかったり、元からある程度硬化が遅くて、その間に位置調整が出来るものもありますが、どんな瞬着もこのスプレーを吹きつけた直後に固まってくれます。
ゼリー状の瞬着なんかはじっくり位置決めできるのはいいんですが、位置が決まったあと数分はホールドしなければ固まってくれず、手で支え続けるのは困難なわけですが、これなら一瞬です。
今回はこのスプレーのおかげでアルミ線の接着が非常にスムーズに行えました。

裏面。

前作同様パラボラの支柱を付け足します。
アルミ線でで3本。

これでパラボラ完成です。


ちなみにこれだけは出したい!


サラッと一発でできたのではなくて、実はこんだけパーツのリテイクしてます。
化けて出るかもしれん。(((( ;゚Д゚)))





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