色々考えた末、太陽電池パドルを自作ことにしました。キットのはパネルラインが凸モールドだったり、やっぱりちょっと厚いかなという気がしてしまうのです。 自作するにあたり、非常に助かった素材がありまして。 今回のアオシマのキットよりも早くから販売されているガレージキットがあるのですが、そちらに使うためのデカールデータがネットに上がっていたのです。個人の方が趣味で作られたものでしょう。ありがたく頂戴しました。 今探してみると、なんか簡単には検索で出てこなくなっちゃったみたいですね。他の方が作ったものですので私が2次配布はできません。どうかあしからず。 |
|
まずはデータを紙に印刷。 ガレキの方はスケール1/35ということなので、1/32のアオシマキットより若干小さいということになります。さらにキットパーツと合わせたところ、印 刷サイズを35/32倍に拡大したものよりも、更にもうちょっと大きいことが判明。この辺はプラモデルの方がディフォルメしている可能性が高いですね。 極力キットパーツに大きさを近づけるように調整します。 一枚ずつ切り出して、これをゲージにプラ版をカット。 |
|
パネル上の凸モールドを0.2mmプラ板を貼って再現します。 畳んだパネルを止めるピンは1.2mmプラ棒で作ります。 |
|
パネル同士のジョイント部を作ります。 最初は極細の金属線を通してヒンジを作りたかったのですが、さすがに小さ過ぎて制度が出ません。接着・固定式にします。 ジョイント部はH鋼型のプラ材で作ります。 |
|
同じくH型材で支持アームを作ります。 細いので脆弱。材の裏側にできる限り補強を入れてあります。 |
|
パドルのジョイント部がすべて揃いました。 |
|
で、これ何かというと、ジョイント部の間に入るパーツです。厚さを調整したプラ板を小さく切って作ります。 |
|
塗装後に組めるように、片側にだけ接着。曲がってるって?さて・・・ |
|
接着はしませんが、とりあえず合わせてみます。 そう、パネルの展開途中をモデリングするのです! |
|
いろいろと省略されてるこのキット。 でもだからこそこういったマイナーアイテムが商品化されるわけで、それに手を入れただけ差別化ができるってところが楽しいわけです。 これは本体に計12個付いているスラスターのパーツ。 |
|
実機はこうです。 これがスラスター。ホンモノのスラスター。 |
|
きっとパーツをこんなふうにディテールアップします。 ノズルに穴をあけ、推進剤を送るパイプのモールドを削り取り、真鍮線に置き換えます。 でも、これが計12個・・・ |
|
がんばって計12個できました。 これはなかなかめんどくさかったですよ・・・ でも見栄えはグッと変わるはず! |
|
スラスターとパネルパーツをサフ吹き。 この辺のパーツは塗装するのでね。 |
|
完成後には今回もケースに入れたいと思っています。 パドル部分が意外に大きくて、なかなかピッタリのケースがないのですが、今回はタミヤのディスプレイケースDというのを使います。 ※ちなみにこれでもキットを素組したものは入りません。ご注意ください。 |
|
ベースに本体を固定するためにプラパイプを使います。 本体に穴をあけ、ここにプラパイプを突っ込みます。最後は接着してしまうでしょう。 |
|
パドルとボディを合わせて、ちゃんとケースに収まるかを確認し、ベース側の支柱基部の位置を決めます。 こんなスタイルになります。 とりあえず形になると、なんか出来上がった気がしますね。 |
|
パネルの型紙にも使った1/35のガレージキット用のデカールデータ(を拡大したもの)を市販の透明デカールシートに印刷します。 これまでアルプス電気の熱転写プリンタで作っていましたが、今回はインクジェットでも印刷可能なシートで、インクジェットプリンタで印刷しています。 説明書によるとそのままでも印刷はできるが、ベーススプレーというのを最初に吹くと定着が良いようです。 そんなの知らなかったので今回は無しでやってますが、一部インクをはじいたようで、その部分だけ印刷し直しています。 |
|
デカールを貼る下地はメッキシルバーで塗装。 |
Part 1 へ |
Part 3 へ |
|