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切り取ったデカールをパネル裏面から貼ってみます。が、手前の綿棒見てください。 水気取りに使用した綿棒がインクに染まっています。 先に書いたように今回はインクジェットプリンタで印刷できるデカールシートを使用していますが、通常のプリンタ用インクは水性。水で滲みます。 よって取説にあるように、印刷後はクリア塗料を吹いて表面をコートするわけですが、それでもインクが染み出てくるようです。 幸い他の部分を汚したり、印刷が滲んだりという事は今のところなし。マークソフターの使用感も悪くはありません。 続いてパネル表面ですが、ついに恐れていたことが・・・ |
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端部でインクが落ち、滲みが発生してしまいました! 現時点での予想ですが、これはデカール印刷部スレスレで(少々印刷部に踏み込んで)カットしているためと思われます。 クリア塗料で押さえても、そこを超えて切り込んでしまうと、閉じ込めたインクが水で流れ出してしまうんじゃないでしょうか? このデカールを上手に使うには、キワをわずかに残してカットする工夫が有効かもしれません。 今回は筆塗りでレタッチして目立たないようにしたいと思います。 |
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レタッチして遠巻きならまあまあ見れる程度に仕上げました。 1〜2日乾燥させてクリアコートします。 |
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いよいよミラーシート貼り。 まずはボディ側面の窓(?)から。シルバーのシートを小さく切って貼付けていきます。 下地塗装の都合でボディもシルバーになっちゃってますが、輝きが違うでしょ? |
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一面を貼り終えました。 ビニール製で、慣れないせいか、もひとつ扱いづらい感。(;^_^ 少し慣れましたが、やっぱり難しいですね。 慎重に位置合わせしたい時には、間に水を数滴入れて、すぐに貼り付かないようにしました。 位置を決めた後にゆっくり水を押し出せば空気を噛みにくくなります。 でも言うほど簡単じゃないのです。濡れている間は粘着力が全くないので位置も決まり憎いのですよ。 |
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窓部分の銀貼りを終了し、続いて金貼りに入ります。 凹凸が多い裏面から貼ることにします。塗装がハゲハゲですが、これは今回の失敗、サフを使っていないため。 プラスチックのパーツ部分はいいのですが、エポキシパテを盛った部分は塗料が定着しません。ちょっとこすったらポロポロ落ちてきてしまいます。 つまり金シートを貼り込んでも、裏の粘着部が塗料を剥がしていくばっかりで、いっこうに本体に貼り付かないため、先にこすって塗装を剥がしました。 |
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大きく切り出した一枚モノを延ばしながら・・・っていうのはあんまり上手くいかないので、小さく切ったものをチマチマ貼り込んでいきます。ツギハギだらけになりますが、凹凸があるためか幸いあんまり目立ちません。三角形のコマ切れが便利です。 |
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裏面完了。 |
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その他の面はもうちょっと大きく切って貼れるのですが、こっちもけっこう手間掛かりました。 でもこれで金シート貼りも完了です。 |
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ベースとなるケースの底面ですが、なんか背景をつけようってことで、地球の写真を加工して画像を作ってみました。 ハヤブサが打ち上げられた日付と、HAYABUSA " PADLLE ON! "の文字。 宇宙の海へ旅立っていくわけですが、広げるの帆は太陽電池”パドル”と呼ばれているもの。 ここは Sail on より Paddle on がよいかなと。 勝手な造語のつもりでしたが、検索してみるとそういう言い回しはあるようです。カヌーのサイトなんか出てきました。 細かい文字はギャラリーの大きな画像で見てください。 |
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今回たいへん大事なパーツ。それは・・・ 見事地上に帰還を果たした試料カプセルです。分析の結果、小惑星イトカワの試料がバッチリ入っていたことが正式に発表されました! 二重構造になっていて、内部のカプセルは特に高い耐熱性を有し、大気圏への再突入後もとてもキレイな姿でした。 機体の外側から見える部分はそのカプセルを覆うヒートシールドなわけですが、こちらも無事地球に帰還、回収されました。 この部分も耐熱素材の金ピカです。ここをどうしようか悩みましたが、曲面追従をうたう金シートでちょっとがんばってみようかと。 |
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そのままだと持ちにくいので適当な木材で持ち手をつけ、シートを上からグイグイ貼っていきます。 ビニール質だからシワを延ばしながら貼付けが可能です。ただ、このような球面はさすがに苦しい。(;^_^ 取説にもありますが、延ばしすぎると光沢が損なわれる場合があります。 |
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端の部分はどうしてもシワが寄ってしまいましたが、これくらいならあんまり目立たないんじゃないかな?。 |
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小物を接着していきます。 機体各所に計12ヶ付いているスラスターです。以前に真鍮線でディテールアップしたものです。 接着部分に付いてしまった塗装を剥がし、プラ用接着剤でしっかり溶着します。 |
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バラバラで塗装・デカール貼りしたパネルを角度を付けて接着します。 左右共に同じ角度で組みますが、実は裏面のディテールが違っているので、部品を組み間違えないように注意が必要です。 角度を決めたら歪みが無いかチェックして、プラモ用流し込み接着剤で接着します。プラ同士はこれが一番強力ですね。溶かしてくっつけるから。 |
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アーム側は本体に接着。差し込みをややきつくしておいたので、任意の角度で決めやすいです。 パネルと同じく流し込み接着剤で接着。次の作業まで十分な時間を置きます。 |
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finish! あとはもうパネルとアームを合わせるだけ。 パネルはプラ版で作り直し、薄く軽くなっているとはいえ、強度的に少々不安でした。 幸い、接着剤が硬化して支えを外してみますと、まあ大丈夫かなと思えるほどの強度がありました。 というわけで完成です!大きな画像は Gallery で! |
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